2025年6月7日(土）、引退した競走馬が暮らすときがわ町で、動物がいることで生まれる「循環」を楽しく体験しました。同町の養老牧場「ときがわホースケアガーデン」で暮らす馬のふんを活用して作られた堆肥を畑に施し、サツマイモの苗を植えます。ランチはときがわ野菜たっぷりのお弁当！牧場では、馬と一緒に歩くことに挑戦しました。

■循環型農業を「おいしく」体験！

当日は快晴！ときがわ町の市民農園に親子が集合しました。「おいしい畑」作りのスタートです。

ときどき吹く風が「涼しい」と感じるほど気温も上がりましたが、みんなで馬ふん堆肥を土にすき込んでいきました。先生は、同町の農園「晴耕雨読」の橋本さん。キッズは恐る恐る堆肥の匂いを確かめます。よく発酵しているので、匂いはあまり気にならない程度です。

橋本さんは、堆肥は人や植物にとって有益な微生物を含んでいることや、鍬の扱い方などを説明しながら、「今は輸入された肥料が多いです。地域の資源を活用して、おいしい野菜を育てよう」と話してくれました。みんなで土と堆肥をよく混ぜて畝に仕立て、サツマイモの苗をていねいに植えていきました。

橋本さんは、「サツマイモって、畑に種をまかないよね。なんで種まきではなく苗を植えるか知ってる？」などと、サツマイモのこともいろいろ教えてくれました。収穫に至るまでの話も、みんな真剣に聞きます。最後に、水をしっかりあげて完成です！はじめて使う農具に戸惑いながらも、お母さんやお父さん、キッズが一緒に畑仕事を楽しみました。

■ときがわ野菜をランチで

サツマイモの苗を植えたあとは、お待ちかねのランチ！「晴耕雨読」さんで育てられたカブやニンジン、白菜などの野菜がメニューに盛り込まれた、同町のカフェ「Lagom Cafe」さん特製のお弁当です。

昨年度に収穫した大豆も「呉汁」でいただきました。おいしくて、おかわりするキッズも！大豆の味を楽しめるよう、よく煎られた「大豆ミート」も並びました。いずれもフードコーディネーターの中村さんが準備してくれた逸品です。食後はチョウを追いかけたり花を摘んだり、ゆったりとした時間を過ごしました。

■馬と一緒に歩くことに挑戦！

午後はときがわホースケアガーデンに移動、牧場の鈴木さんから馬の体や骨、性格などについていろいろ教えてもらいました。馬はとても優しくデリケート。キッズは、自分の手の甲を馬の鼻に近付けてあいさつしてから、馬の体を撫でます。

馬に触れてコミュニケーションを深めたら、いよいよ一緒に歩いてみます。馬にとってキッズが「リーダー」となるよう、「右に曲がろう」「ストップ！」などと馬に指示を出します。意思表示をしっかりすることで、キッズと馬は一緒に歩くことができました。中には、馬に乗せてもらったキッズも。背筋を伸ばして歩く姿は、とてもかっこよかったです！

キッズと歩いた馬たちは、たくさん食事をしてゆっくり休養します。また堆肥を作って、堆肥を畑に。ときがわ町では、「おいしい循環」があります。今回みんなで植えたサツマイモは、10月に収穫する予定です！

参加キッズの声

・たのしかった！！
・楽しかったし、馬と触れ合えてよかった
・たくさん馬と触れ合えてうれしいです。暑いのにお馬さんも働いてくれてありがたかった
・馬がかっこよかった。ヤギにも会いたかった
・馬にのれたことがおもしろかった
・サツマイモを植えたことが楽しかった！食べたい
・ごはんがおいしかった
・馬がかっこいい！
・馬に乗れて嬉しかった

保護者の声

・とても楽しかった。
・いつも楽しく参加させてもらっています。体調があまりよくない娘のことも気遣っていただき感謝しております。いつもあせあせせず、のんびりゆったり時間を作ってくれ、緑いっぱいのところで空気もよくて、すごく気　持ちのいい時間をいただきうれしいです。ありがとうございます
・すごい良い体験でした
・（子どもは）とても楽しんでいました。ごはんも美味しく、盛りだくさんの内容でこの料金に驚いています
・とても身になることばかりで大変勉強になりました。息子がとても生き生きとし過ぎて、ご迷惑でなかったか心配なくらいです…